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勉強会2017年11月24日
こんにちは!慶歯科医院の歯科衛生士栗山です(^^)
今回の勉強会のテーマは骨粗鬆症と歯科の関係についてでした。
骨粗鬆症の治療薬であるビスフォスホネート薬(BP製剤)やデノスマブの副作用として顎の骨が腐ってしまう顎骨壊死があります。
その発生頻度は低いものの、未だに発生機序や対処法が確立されておらず治りにくいのが問題になっています。
では顎骨壊死を予防するにはどうすればいいのでしょうか?
BP製剤を予防的に休薬しても顎骨壊死の発生の減少は認められていないそうです。
一方で、BP製剤の休薬によって骨折など骨粗鬆症の症状の悪化が認められることもわかっています。
基本的には歯科治療前のBP製剤の休薬はせず、BP製剤での治療が決まった時点、または早い段階で歯科医院を受診してもらい、患者さんによるセルフケアと私達によるプロフェッショナルケアで口腔環境を改善し、感染予防することが大切です。
待合室にこのポスターが貼ってあります。骨粗鬆症の方に限らず、患者さんの中にこのようなお薬を飲まれている方がいらっしゃればお早めにスタッフまでお知らせください。