勉強会
歯が溶ける
今週は 「歯が溶ける 〜酸蝕とは〜」をテーマにしました。
皆さんは、酸蝕という言葉を聞いたことがありますか?
齲蝕(う蝕)とはいわゆるむし歯のことで、
むし歯の原因菌によって歯が溶かされて黒くなったり、穴があいたりします。
一方、酸蝕とはむし歯ではないのに歯が脱灰して溶けている状態です。
以前は強酸を扱う職業の方に見られるものとされていましたが、
生活習慣の中にこの酸蝕がおきる病因が隠れていることが分かっています。
胃液や飲食物に含まれる酸によっても、
その侵襲の程度によっては歯が溶けてしまいます。
痛みや違和感がない=健康ではありません。
そういった状態でも齲蝕や酸蝕がおきている可能性があり、
なくなってしまった歯は取り戻すことはできないので、歯科への定期的な受診はとても大切です。